ワールドチョコレートマスターズ(WCM)とは?
「ワールドチョコレートマスターズ(WCM)」をご存じでしょうか?
チョコレートに特化していること、国対抗ではなく個人が競い合うことが大きな特徴です。
このチョコレート最高峰のコンクールは「バリーカレボー社」が主催しています。
2005年の第1回大会を皮切りに、今年で第8回目の開催となります。現在は3年に一度の開催となっています。
そして、ワールドファイナルと呼ばれる決勝大会はフランス・パリの「サロン・デュ・ショコラ」会場の中央部で開催されます。
世界約20か国で国内予選が行われたのち、予選を勝ち抜いた各国の代表一名がパリに集結し、ワールドチョコレートマスターの座をかけて戦います。
今年WCM 21/22は?
当初2021年の開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期され、2022/10/29~31の開催となります。
代表選手たちは大会初日と二日目にラウンド1、ラウンド2の競技に挑みます。
二日間の審査結果から上位10名に選ばれた選手のみが最終日のラウンド3の競技の出場権を得て、2022年ワールドチョコレートマスターの称号を狙うことができるのです。
WCMでは毎回異なるテーマが決まっており、選手たちはこのテーマに沿った作品を考えなければなりません。
今大会のテーマは:#TMRW_TASTES_LOOKS_FEELS_LIKE(「#TMRW(明日)」のテイスト、ビジュアル、感覚)
今回は特に哲学的かつ難解なテーマで、国内予選の審査委員長を務めた和泉シェフ/アステリスクも、講評にて「歴代で一番難しいテーマ」とおっしゃっています。
さらに、この難解なテーマを解釈し、ワールドファイナルでは様々な課題を3日間にわたってこなさなければなりません。
さらに、この難解なテーマを解釈し、ワールドファイナルでは様々な課題を3日間にわたってこなさなければなりません。
出場者のレベルと審査員は?
「チョコレートに携わる職人であれば誰でも参加できる」ということで門戸が開かれていますが、代表に選ばれるのは一名のみで、非常に狭き門となっています。
国内予選を勝ち抜き、ワールドファイナルに出場したシェフ達はその後の活躍が約束されたも同然とも言えます。
2018年、ワールドチョコレートマスターに見事輝いた、スイスのチョコレートマスター:エリアス・レダラッハ氏も「私にとって、WCMはチョコレートのみに特化した世界最大のコンクールです。それに匹敵するものはありません」と語っています。
審査員の面々ももちろんプロフェッショナルばかりで、各国の料理界やグルメ界の第一人者により審査員団が構成されています。
前回の決勝大会では、1000万人以上のマスターズファン、スペシャリストたちが大会を視聴し、盛り上げました。
全世界のチョコレートファンやショコラティエたちが注目するWCMはもうすぐそこまで迫っています。
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